バイオエタノール暖炉
Green Base

FACADE1

APPROACH1

POACH

ENTRANCE

GALLERY

LDK1

LDK2

OUTDOOR LDK

STAIR1

DEN

BED ROOM

BATH

WC

FACADE2

APPROACH2

STAIR2

LDK3

LIVING

LDK4

WOOD DECK

OPEN GARDEN
Green Base
― 自然との暮らしの拠点 ―
本計画は、建築やデザインに造詣の深いご夫婦が、東京の住まいをセカンドハウスとして残しながら、軽井沢へ生活の拠点を移す計画として始まった。関東に暮らす人々にとって、軽井沢は一度は思い描く場所である一方、決して利便性の高い土地とは言えない。その不便さも受け入れたうえで、なおこの地を選ぶという決断には、自然と共に暮らすことへの確かな意志と、これからの時間をどのように過ごしたいかという明確な価値観が感じられた。
ご夫婦がこれまでに練り続けてきた仮プランからは、かなえたい暮らしのイメージが丁寧に読み取れた。設計者として初めて軽井沢を訪れ、その地域特有の気候や植生、敷地を囲む高い樹々の環境と向き合いながら思い描いたのは、「自然と共存する住空間をどのようにこの場所に根づかせるか」という点である。
必要とされる内部空間のボリュームを自然の中から切り取る際、街に圧迫感を与えることなく、しかし自然に埋没して存在感を失うことのない建築のあり方を探った。その答えとして、道に対して大きな片流れ屋根を構え、プロポーションによって全体のバランスを整えている。周囲の樹々と呼応する伸びやかな屋根のラインが、建築の輪郭を穏やかに際立たせている。
玄関は吹抜けとし、大開口によって内外の境界を曖昧にすることで、内にいながら外部のように感じられる空間のバッファーとした。東側に寝室や水廻りなどのプライベート空間、西側にLDKを中心としたパブリック空間を配置し、生活の性格を整理している。開放的なエントランスから、あえてスケールを絞ったトンネル状のギャラリーを通り抜けてLDKへと導くことで、明るく外部とつながる空間の広がりを、より印象的に体験できる構成とした。
テラスにはキッチンを備えたアウトドアリビングを設え、天候の良い日には庭と一体となって使える、開放的な屋外の居場所としている。
都心では得難い自然に囲まれた環境(Green Base)の中で、樹々や草花の変化、季節の移ろい、家族の団らんや愛犬との時間を重ねながら、クライアントが心地よく暮らし続けていくことを願う。
住宅設計監理 ー新築ー
所在地 : 長野県(軽井沢)
構造規模: 木造 / 2階建て
延床面積: 約82坪
敷地面積: 約394坪
造作玄関扉 / オープンテラス / 屋外キッチン
ギャラリー / 造作浴室 / バイオエタノール暖炉
オーダーキッチン&家具(設計施工協力:中川デザインプロダクツ)
